伊豆島の大蛇

昔の人々は、村の外から疫病(えきびょう)や災厄(さいやく)が村内に入り込むのを防ぐために、村の出入り口で祈祷(きとう)やまじないをしました。これを民俗用語で「道切り(みちきり)」といいます。道切りは、「辻切り」「ふせぎ」「綱吊り」などとも呼ばれます。全国各地で様々な形態で行われ、その名称も多様です。疫病などは道を通って部落へ入ると考えられたことから、部落の東西南北にあたる道(辻)を霊力により疫病などから遮断してしまう(切る)ことからこのように呼ばれました。道切りは、全国的に行われていた習わしでしたが、現在残っている地域は少なくなりました。 「伊豆島の大蛇」も道切りの一つで、春祈祷に関連する厄除け行事です。由来は200有余年前に集落内に悪い病が入り「魔除け,災難除け、疫病除け」として『大蛇(だいじゃ)』を作り、集落境界の東西2ヶ所に立てたのだと言われています。部落内の1軒に1人が夕方〈3時頃〉集まり、御神酒で清め「家内安全・五穀豊穣」も祈りながら作られ、「上顎」・「下顎」・「胴体」を別々に作り、胴体は細く作りますが、これは何でも悪いことは食べてしまうようにとの願いが込められています。胴体の巻き方は注連縄と同じ「左巻き」に撚って作られています。作られた大蛇は「破竹(はちく)」と呼ばれる竹に刺して完成となり、現在は東西及び北の3方向に立てられるようになりました(東岩槻方面への新たな道路の完成によるため)。南側に立てないのは元荒川が貫流するためと思われます。現在辻札は伴わないが、以前は大蛇と共に榛名神社のお札(家内安全・五穀豊穣)を辻札として立てていました(春祈祷行事も兼ねていたものと思われる)。旧実施日は5月1 日でしたが、現在は5月3日に実施されています。

黒浜貝塚 元荒川の桜 芥川龍之介の撰文碑 黒浜沼
寅子石 久伊豆神社 円空仏 閏戸の式三番
山ノ神沼 見沼代用水 綾瀬貝塚 蓮田市文化財展示館
関山貝塚 高虫氷川神社彫刻 伊豆島の大蛇 備前堤

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